医療情報技師の記録

システム管理者として働く病院職員の記録です。

病院見学(2回目・3回目)

 導入メーカーが決まったところで、さらなる情報収集として、病院見学をさせていただくことに。1回目は、車で2時間程かかる病院様でしたが、2回目・3回目は同じ2次医療圏内の病院様へお願いしました。

 まず、2回目ですが、オーダリングのみ運用で電子カルテはまだですが、入院の看護記録は電子化している病院様でした。当院では、基本的にはオーダリング運用から電子カルテという段階導入を考えておりましたが、この病院様の運用を見たことで、初めから看護記録は電子化する運用も有りであるという考えが生まれました。

 続いて3回目です。こちらは、導入が決定したメーカーCの医事会計システムを導入している病院様です。当院では、オーダリングシステムも医事会計システムもメーカーCのものを導入することになりますが、こちらの病院様は、オーダリングシステムは別なメーカーのもので、データ連携して稼働しておりました。オーダリングシステムを導入することで、医事業務がどう変わるのかを重点的に確認して参りました。

 これで3つの病院様を見学させていただいたわけですが、やはり三者三様であり、その病院に合った運用を考えていかなければならないと実感致しました。システム管理部門についても、システム管理業務のみを専門でやっている病院、何でも屋として色々な業務に携わっている病院と様々でありました。

 今回見学をさせていただいた内容は、当院としての方向性を決めていく上での重要なステップだったと考えます。今後、HIS導入を考えている病院様は、是非複数の病院を見学することをお勧めします。