医療情報技師の記録

システム管理者として働く病院職員の記録です。

システムアップデート

 オーダリングシステムを導入してから、はじめてのシステムアップデート作業を行いました。10月の診療報酬改定に合わせたアップデートです。日勤の外来診察終了後に予定し、実行しました。

 オーダリングシステムについては、2つあるwebサーバーを一台づつアップデートしますが、どちらかのサーバーへアクセスすればシステムは使用できるので、システムを止めることなくアップデート可能となっております。webサーバー1をアップデートすると、webサーバー1にアクセスしているユーザーには「作業を保存しwebサーバー2へ移動してください」との警告が上がります。webサーバー2の場合も同じです。一部病棟で作業中にサーバーが移動してしまい、データが不具合を起こしましたが、それ以外は問題なく終了しました。

 ただし、医事会計はシステムを止める必要があり、外来終了後も救急外来は受付しているため、事前準備が必要となります。まずは、患者検索用にシステムから患者データを抽出しておきます。続いて、新患用に数名分のIDを発行しておきます。今回は作業中に来院された方はおらず、こちらも問題なく終了できました。

 システムアップデートには「事前準備」「現場への周知」「作業中のフォロー体制」が重要であると再認識しました。

 

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【追記】

 上記ではほぼ問題なかったと書きましたが、後日ある問題が発生。クライアント数台にエラーが頻発!!エラーが出ている端末の条件が、全部病院側で準備した端末であり、Window7とIE11の組み合わせであることが判明。(メーカーが準備したのはWindows7とIE8)対応としては、エラーが出ている端末のIEのキャッシュをクリアすることで解消しました。次回のアップデート時にも同じ事象が発生する可能性があるので、今後の対応も決めていかなければなりません。