医療情報技師の記録

システム管理者として働く病院職員の記録です。

医療情報技師について

 職場のスタッフが、今年の医療情報技師能力検定試験に合格し、医療情報技師として認定されました。現在私が部署長を務めるシステム管理部門は、私とそのスタッフの2名で運用しております。これで医療情報技師が2名体制の部門となりました。

 私の勤める医療法人では、システム関係の資格には資格手当はありません。(基本情報技術者のような国家資格でも手当はありません)私が医療情報技師の資格を取りたかった理由はいくつかありますが、まずは「知識の向上」です。「情報処理」については基本情報技術者試験やシスアドを受けるときに勉強しておりましたので、やはり「医療情報」と「医学医療」の知識を向上させたいとの理由からでした。(ただし基本情報処理やシスアドを勉強したのは20年も前の話なので「情報処理」についても勉強はしました)「医学医療」については、病院に勤務していても中々看護や臨床に関わることは少なかったので、非常に苦労しました。

 もう一つの理由として、有資格者となることで、自分の行っている業務への自信と責任感を上げたいと思ったのが大きな理由です。資格取得後は、医療情報技師としての自覚が生まれ、それが次第に深まっていき、現在は強いプロ意識を持って仕事を行えております。

 今後も、スタッフ共々医療システムの専門職である「医療情報技師」として、現場が医療システムを安心して使えるよう、日々努力していきたいと思います。

【追記】

 病院機能評価の認定要件に、HIS導入病院には「医療情報技師の配置が望ましい」とも明記されており、病院にとっても必要な人員として認知されてきております。