医療情報技師の記録

システム管理者として働く病院職員の記録です。

導入スタート(1段階目)

 いよいよメーカーが確定し、導入のスタートです。しかし、本格的なキックオフを行う前に色々と準備があるので、導入1段階目とします。

 最初にメーカーから要請されたのは、現在の運用で使用している紙媒体の洗い出しでした。現在の運用で、どの部分をシステム化できるかを判断する為です。各部門から集まってきた書類をファイリングし、抜けがないかどうかを診療情報管理課に確認してもらい、メーカーに提出。そこから洗い出しの作業が始まりました。今回導入するシステムは、病院側で用意した書式(Excel形式)をそのままシステム帳票として使用できるようになっております。そこに表示する情報も、病院側でカスタマイズできるため、非常に便利ではありますが、現状使用している書式が、Wordで作成してあったり、紙しかない書類も大量にあり、ここからExcelで作り直す業務が発生しました。

 続いて、現在の運用を確認するために、メーカーによる各部署のヒアリングを行いました。我々システム担当者もできる限り同席し、運用の把握に努めました。

 それと並行して、職種・部門別の勉強会、及びパソコンの苦手な方へのパソコン初心者研修を開催しました。それにより、徐々にスタッフのモチベーションの底上げを図っていきました。この間、約2ヶ月です。